絵に描いた餅ではなく、食べられる餅を。
このニュースレターでも再三言ってきましたが、プロトタイプの学校で何よりも重視するのは、アイデアの質やインサイトの深さではなく、そのアイデアを形にして、対象者に届けるところまでやり切る、という点。90点のクオリティでユーザーに手渡せていないものを作るよりも、40点でいいからユーザーに手渡して、その人の人生に少しでもいいからポジティブなインパクトを与えることを目指す。そのために、この学生向けの12週間プログラムは、セオリーを限界まで削ぎ落とし、デザインやエンジニアリングの背景が一切ない人でも、12週間で「食べられる餅」を作りきれるようなカリキュラムとなっています。結果として、最終日のDEMO DAYでは見事にMVPを作りきり、それを実際に対象ユーザーに使ってもらうところまで多くの学生が到達しました。そんな学生たちの言葉を元に、本プログラムで得た3つの学びを紹介していきます。